私が脱サラしてアフィリエイターの道を歩き始めたのは、決して計画的なものではありませんでした。

早い話、会社を首になって、やむを得ず始めたのがアフィリエイトだったのです。

今回は会社に残る者の理論、会社を去る者の理論について記事にしてみたいと思います。

 

◇会社に残る者の理論

以前、『脱サラアフィリエイトで一番怖かったもの』と言う記事で書きましたが、サラリーマンを何十年もやっていると、完全にサラリーマン的発想が身に沁みつき、自分の会社の企業論理で物事を判断するようになります。

これはある面当たり前の話で、そうしないと仕事が出来ないという、これまた当たり前の背景があります。

この企業論理が世間の常識やモラルとあまりにかけ離れると社会問題を引き起こすことさえあります。極端な場合、法を無視して違反することさえあります。

大手製薬会社の製造工程が法で定められた工程ではなかったとか、大手自動車メーカーが燃費データを改ざんしていたとか、また大手ゼネコンが談合していたとか、こうした例は数えきれません。

これらは全て自社の都合のいいように理論を組み立て、展開している訳です。

この企業論理が完全に社内完結しているのが、社内人事です。労基法を犯さない限り問題になることもなく、自社の都合のいいように決めることが出来ます。

いや、場合によっては労基法に照らしてもグレーゾーンだったり、はみ出していたりすることもあります。ひと頃言われたサービス残業も実体としてなくなった訳ではなく、多くの企業、とりわけ中小企業ではまかり通っていると思います。

もっとも、大手でもひどい企業はいくらでもあります。つい最近も電通の過労死が大きな問題になっています。死ぬまで働かせる企業って、そんなのあり得ないですよね。

さて、この自社理論による人事の1つがリストラです。首切りほど会社にとって自己中心、自分勝手な理屈はありません。

会社全体の利益のために、一部の個人を切り捨てる訳です。

人事担当者は、

「会社全体がつぶれてしまえば個人もない。」

必ずそういいます。

こういう会社に限って新卒採用や中途採用の計画、基準がずさんだったりします。安易に採用しておいて、ちょっと数字が苦しくなると首を切ります。

労働組合のない中小企業では、従業員の立場は圧倒的に弱く、泣き寝入りで会社を去るしかないケースが多いのです。

「リストラと言っても誰彼なしに首を切る訳ではない。肩を叩かれた方にも責任はある。日頃の会社に対する貢献度が低いからそうなる訳で、元はと言えば自己責任だ。」

なんてことを平気で言う人事担当者もいます。

そうした問題社員に対してどれだけ教育、指導を行ってきたのか。適材適所で仕事をさせてきたのか。そういった視点は完全に欠如した理論が展開されます。

「会社が生き残るためには仕方ないんだよ。」

これが会社に残る者の理論です。

管理人注記:会社の中に、早く辞めてもらいたい、と思うダメ社員がいるのも事実です。そうした人がリストラで首になるのもある面仕方ないことは理解出来ます。

しかし、本文の中でも書きましたが、そんなリストラで首にするようなダメ社員を採用し、教育してきたのも同じ会社です。その責任は会社も人事担当も上司も、誰も負いません。そこが問題ではないかと思うのです。

会社としてやるべきことは全てやった。後は完全に個人の問題、責任だと言える形で首を切るなら、それはやむなしでしょう。

 

◇会社を去る者の理論

一方、会社を去る者はどうでしょう。自己都合で退職する者は別として、リストラで首になった者はどう自分の中で折り合いをつけるのか。

会社に残る者が「企業の生き残りのためだ」と言う理論を展開するなら、会社を去るものはどんな理論を展開するのか。

実はここの明確な理論がないのです。だからリストラで首を切られる社員は辛い思いをするのです。

「俺みたいな優秀な人材を使いこなせないなんて、こっちから辞めてやる!」

そう言い切って割り切れる人はいいです。自信のある人はいいです。でも、そんな人がいったいどれほどいるでしょうか。

多くの人は、

「今まであんなに貢献してきたのに。なぜ、自分がリストラされるのか、全くわけが分からない。」

そう思うのではないでしょうか。怒り、不満、不信、そこから自信喪失、悲しみや不安が生まれてくるのだと思います。

まさに私の場合が完全にそうでした。

でも、そんなふうに思う必要は全くありません。会社をリストラされたってことは、次のチャンスに巡り合うためのステップなのです。

次のスタートを切るために、会社が背中を押してくれたのです。「ラッキー、サンキュー!」って思えばいいのです。

まぁ、たいていのサラリーマンは会社に対して不平、不満を持っています。赤ちょうちんで「こんな会社、即刻辞めたい!」なんて愚痴ってる人、いっぱいいますよね。

でも、愚痴っても本当に辞める人って、ほとんどいません。「辞めたい」って口に出す人ほど辞めません。どんなに不満があっても会社に残るのは辞めた後が不安だからです。何の保障もないからです。

だけど、本当はその会社よりもっと自分を活かせる仕事や職場が他にあるかも知れません。もっと稼げる道があるかも知れません。

しかし、それを今の会社でサラリーマンしながら真剣に探す人はいません。どうしても不平、不満を口にする段階で終わってしまうのです。

しかしリストラされて首になったとなれば話は別です。もうどうしたって会社に残れない以上、新しい道を探すしかありません。ここでついに本気になるのです。

会社を去るってことは、何も全てが終わりになる訳ではありません。そうではなくて新しい人生のスタートなのです。

「さぁて、次はどんな新しいことに挑戦してやろうか!楽しいこと、探すぞ!」

って思えばいいのです。

そして事実、あなたの前にはいくらでも可能性が広がっています。決して後ろを向いたり、下を向いたりする必要はありません。

前を、上を向いて新たな一歩を踏み出せばいいのです。そこに必ず道は拓けていきます。

私はアフィリエイトの道で新しい人生を歩き出しました。今ではこれが自分には天職だと思えるほど楽しく、そして稼いでいます。

転職して天職を見つける。今までのサラリーマン生活は仮の姿、単なる準備だったと思えばいいのです。

私はこれが去る者の理論だと思っています。