アフィリエイターが一般ユーザーからかけ離れた消費感覚では絶対に成果が大きくなりません。

なぜなら、そんなアフィリエイターは信用されないからです。

以前、当サイトで「アフィリエイター必読!どこまで許される?」と言う記事を載せましたが、どこまでもユーザー目線を忘れてはいけません。

ところが、アフィリエイターの中には完全にユーザーの消費感覚からずれている人がいます。自分で気付いているのか、いないのか、全くずれている人がいます。

今回は自戒の念も込めて、アフィリエイターの感覚がずれるとどうなるか、お話したいと思います。

 

◇ある精力剤のケース

私は健康関連商材をメインにアフィリエイトを行っているのですが、スピンオフ的な位置づけで精力剤も扱っています。

そして今年の夏、精力剤業界ではちょっとした事件が起きました。ある精力剤販売会社の社長と社員2名、計3名が警視庁に逮捕されたのです。

逮捕の罪名は「医薬品医療機器法違反」の疑いです。あまり耳慣ない法律かも知れませんが、かつて「薬事法」と呼ばれていた法律です。

一言で言えば薬ではないものを、あたかも薬のような効能があるとして売った疑いで逮捕されたのです。

ネットで買えるこの精力剤は薬ではありません。薬としての認可を受けていないので、薬効成分は含まれていません。

にもかかわらず、あたかも薬と同等の効能があるような効能説明で販売していたのです。

この会社が販売していた精力剤のうち、2製品がアフィリエイト商材としてけっこう名が知られていました。精力剤のアフィリエイターなら知らない人はいないというくらい有名でした。

従って、ほとんどの精力剤アフィリエイトサイトにはこの2製品が登場していました。

しかし、警察に摘発されてしまい、当然ながら商品は販売中止です。アフィリエイトも終了です。

さて、この事態を受けて、各アフィリエイターがどう対処したか。ここで全くユーザーとかけ離れた感覚のアフィリエイターが何人もいたのです。

彼らの多くは、自分のアフィリエイトサイトで次のような記事を載せました。

『今回警察によって摘発されたのは、あくまでも商品の効能表示が違反したためであり、精力剤に違法成分が含まれていた訳ではありません。健康被害も出ていません。』

更には、こんな記事もありました。

『今回の摘発で警察よる成分分析が行われているはずで、違法成分が摘発されなかったことで反って安心出来ます。』

つまり、こうした記事はこれまで自分のサイトで紹介してきた精力剤が、それほど大きな問題を抱えた商品ではなかったと自己弁護しているのです。

過去に自分のサイト経由で買ってくれたユーザーに対して、健康被害の心配はないから安心して下さいと言い訳しているのです。

この感覚、全く一般ユーザーからかけ離れていると思いませんか?

なぜなら、

『商品の効能は違法表示していましたが、成分は安心です。大した問題じゃありません。』

と言ってる訳です。

これ、変でしょう?おかしいですよね。

自社の精力剤を売るためにインチキ効能を書いて違法なことをやった、つまりユーザーをだまして販売していた会社など信用できるはずがありません。

この精力剤、2製品とも1つが1万円を超える高額商品です。仮に違法成分が含まれていなかったとしても、高額に見合うだけの精力剤としての効能はあったのか?

すでに購入したユーザーなら誰しもそう思うでしょう。金儲けのためには手段を選ばなかった会社です。良心的な製造を行っていたとは到底思えません。

だから先ほどのアフィリエイターの記事は1万円以上の身銭をきって精力剤を購入したユーザーの気持ち、感覚からかけ離れています。

 

◇トラブル商材にどう向き合うか?

では、今回のようなケースではどう事後対処するべきだったのでしょうか。私なりの私見を述べてみたいと思います。

まず、一番大事なことはユーザーに対して客観的事実を正確に伝えることです。これが何より重要であり、アフィリエイターとして出来る唯一のことです。

先ほどの精力剤のケースで言えば、「医薬品医療機器法違反」の疑いで逮捕されたこと、薬効成分がないにも関わらず薬と同等の効果があるような表示をしていたこと。

こうした事実を1つ1つ正確に伝えることが大事です。

「問題なのは表示であって、成分には問題ありません。」

などと書くのは無責任であり、単なる自己弁護に過ぎません。ユーザーからすれば不信感を持ちます。警察が表示を問題にして逮捕したからと言って、表示以外に全く問題がなかったとは言えません。

警察は、「成分に問題はなく、安全だ。」とは言ってないのです。アフィリエイターがかってにそう書いているだけです。

確かにアフィリエイトサイトは販売サイトではなく、あくまで購入はユーザーの自己責任です。アフィリエイターのあなたが精力剤会社に代わってユーザーにお詫びを言う必要はありません。

しかし、

「自信をもってお奨めします!」

と書いてた商品が実はインチキ商品だったら・・・。

そこは素直に自分の未熟さ、非を認めるべきです。そしてもっと厳しい目で商品を紹介していきますと反省を述べるべきです。

そこが全く抜け落ちていて、「表示だけが問題ですから・・・」と言うのは、明らかに感覚がずれています。

さて、では今回の精力剤事件ですが、私自身はどうしたか。

実は事件が起きる数ヶ月前に、全く別の事情で精力剤サイトを停止していました。もしも停止せずに運営していたら。

先ほど書いたように、自分なりの反省と今後に向けての対策を書いていたと思います。そうしないとユーザーからの信頼を失うと思うからです。

ユーザーの消費感覚と同一であること、共有すること、これは非常に大事です。