はやらないレストラン、定食屋の特徴は、やたらとメニューの数が多いことです。

取りあえずメニューを多くしとけばお客が来てくれるだろう。

こんな安易な発想からメニューばかりが増えていく。でも、メニューにそんなにこだわりがないので、大した味じゃない。せいぜいありふれた味レベルで、わざわざその店まで行ってお金を使う必要もない。

いや、ありふれた味までのレベルがあればまだしも、素人以下の味だったりします。

本当はメニューの数を増やすのではなく、たった1つでいいからどこにも負けない、どこにもない看板メニューを完成させることが重要なのです。

メニューを増やすのは看板メニューが完成してからの話です。

 

◇稼げないアフィリエイトサイトも同じ

稼げないアフィリエイターのサイトも、このはやらないレストランと似たところがあります。ありとあらゆる商材をこれでもかとばかりに並べています。

その日の気分で自分が気に入ったものを紹介していく、こんなパターンのサイトです。

ある日はダイエット器具、またある日は自動車保険、またまたある日は北海のカニセット。色々揃えておけば色々なお客様が来てくれるという発想です。

こんなスタイルが成功するのはAmazonやYahoo、楽天などの大型ショッピングサイトだけです。個人のアフィリエイトでそんなに手広く風呂敷を広げてしまうと結局何も売れません。

なぜなら、どんなに頑張っても一個人で運営するサイトがAmazonや楽天に勝てるはずがないからです。勝負するなら商品を絞りこんで専門店としての存在価値を追求すべきです。

今から3年ほど前、私はあるネットショップの立ち上げに参加したことがありました。こちらの地元名産品「とり天」をネット販売するショップです。

「とり天」と言うのは鶏の天ぷらのことで、一般に知られているから揚げとは違います。すごいヘルシーでサッパリしていて、女性や子供にも大人気です。

私も大学生になって大分県を離れて、初めてとり天が大分県だけの食べ物だと知りました。(隣接する宮崎、福岡などの一部にもアリ)

このとり天をネットで販売するお店を立ち上げようとしたのですが、私は1ヶ月も経たないうちに離脱しました。お店のオーナーを始めとする人間関係について行けず辞めさせてもらったのです。

しかし、辞めた後も気になるのでそのお店をネット上でずっと見ていました。スタートして最初の半年くらいはまずまず好調だったみたいです。

オープニングサービスでポイント10倍、送料無料、みたいな企画をバンバンやって集客した様子。それはそれで定石だったと思います。

ところが、半年くらい経ったとき、いきなりショップのメニューに「新米」が載りました。

とり天ショップに「新米」です。これ、明らかに違和感ありですね。この時点で実は販売が思わしくなくて、てこ入れに新米というメニューを追加したのでしょう。

これがまさに命取り、お米といっしょに売られているとり天なんてお客は魅力を感じません。とり天専門ショップでこだわりの味が欲しいはずです。

 

◇とにかく的を絞り込む!

はやらないレストラン、成果の出ないアフィリエイトサイトと全く同じパターンです。そのとり天ショップはその後まもなくネットから消えました。

ユーザーを絞り込み、スポットで掘り下げる。それが弱者の戦法であり、鉄板です。

あれも、これもは特にアフィリエイト初心者が陥りやすい間違いなので要注意です。やみくもに商品を増やしても売れません。

10個の商品を1回ずつ紹介するより、1個の商品を10回紹介した方が売れます。

「何でも屋」の行く末は「何も売れない屋」です。